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”” 熊本日記 No3 河野様邸 Vo1 ””

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”” 最高の仲間達 そして 熊本で出会った人達の為に シェア希望です ”” 


おはようございます。 毎回毎回多くのシェアや賞賛の声感謝します。
 
 
うちの連中にもその声が届き 更にモチベーションが上がり僕としては 感謝以外何物でもありません。 
 
 
そんな中 ある方からの声で少し気になる事がありました。
 
その声は
 
「 自分がなにも出来なくて申し訳ない 」 という声でした。
 
 
僕は よく若い衆に 「 出来る出来んは関係ねー やるかやらんかだろ! 」 と言いますが
 
 
現実的に 一番大切なことは ” やろうとする気持ち ” がある事だと思っています。
 
 
だから さっきの様に思われてる方は 僕たちの活動を見てさっきの様に思ってくれるだけで 僕達にはちゃんと伝わってるんで どうか自分を責めないでください。
 
 
前置きが長くなりましたが 例のごとく始めたいと思います。
 
 
”” 熊本日記 No3 河野様邸 Vo1 ””
 
 
今回解体工事をさせて頂いた物件は 熊本市北区にある 木造二階建住宅でした。
 

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写真を見てもらえばわかると思いますが 住宅の機能としてはまだまだ 寿命の長い家でした。
 
 
外観ではわかりにくいのですが 建物と基礎を繋ぐ部分が壊れてしまい 解体することとなった物件でした。
 

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その家には 河野様夫妻 そして 四人の娘たちが住んでいました。
 
 
解体前の事前打ち合わせの時
 
 
元請の ㈱宝建設の担当者と うちの津留 そして ご夫婦で働いてみえる河野様夫妻は立ち会うことが出来ませんでした。
 
 
当然の事ですが 打合せが終わり 津留が隣の家から順番に近隣挨拶を始めようとした一軒目のお隣さんに挨拶に行くと
 
 
お隣の 老夫婦が河野さんの家の中を見せてくれました。
 
 
僕たちが疑問に思い その事を聞くと
 
 
「 河野さんから 解体屋さんが来たら 自分たちが行けないので中を見せてあげてくださいと頼まれてるからね。 」 と言っていました。
 
 
言い方は悪いかもしれませんが 都会では考えられない事でした。
 
 
これだけでも 震災被害に合われた人同士 目に見えない絆があるんだと強く感じました。
 
 
打合せが終わり 残りの近隣さんにあいさつ回りに行く姿を見て
 
 
そのおじいさんはこう言ってくれました。
 
 
「 ここ最近 近所で三件位解体工事をやってたけど あいさつに来るところなんて一つもなかった。 君らはあいさつもしてくれるし 元気が良いな こんな業者初めてだよ。 」
 
 
僕たちが名古屋で挨拶周りをするときは そのこと自体を
” しなければならない事 ” としてとらえています。
 
 
でも 熊本に入り そのすべてを任されている津留にとっては
” 自分がしたい事 ” に変わりました。
 
 
当然ですね あいさつ一つで喜んでもらえるのなら。
 
 
工事が始まると 河野さんの奥さまが現場に来てくれました。
 
 
来てくれるたびに うちの連中といろんな話をしてくれました。
 
 
その時に聞いた話です。
 
 
震災後 避難所に入る事も出来ず 20代の娘四人と共に 生活する場所もないので 自宅の駐車場と道路に車を置き
 
 
車内で 家族六人 生活をしていたそうです。
 
 
年頃の女の子が 毎日毎日 車の中で生活をする。
 
 
どれだけのストレスがあった事だろうか? その話をする奥さんや近所の人たちの顔を見ると その時の辛さがひしひしと伝わってきました。
 
 
車は軽自動車一台と 普通乗用車一台。
 
 
見るに見かねた隣のおじいさんが 息子さんが使っていたというテントを渡し 河野様夫妻は 裏庭の小さなスペースを使い テントで暮らしていたそうです。 

 


 
言うまでもなく 娘たちに少しでも 足を伸ばして寝かせてあげる為です。
 
 
辛い経験だったと思いますが きっといつの日か この時の事を思いだし その親御さんの想いを思いだし 心の支えになる時が来ると僕は信じています。
 
 
工事が終わるまでの間 河野さんの奥さまも現場によく来てくれましたが 一番差し入れをくれたのは 隣の老夫婦でした。
 
 
休憩の度に ジュースやおかし 身内でもないのに と
 
僕たちは 感謝感謝でした。
 
 
工事終了まで 河野さんのご主人は一度も現場に来ることはありませんでした。
 
 
完了後 津留がその事について隣の老夫婦に聞いてみると 
 
 
予想通りであり 予想外の答えが帰ってきました。
 
 
「 河野さんはね(ご主人) 仕事が忙しいからと言って あなた達が工事を始める前に たくさんのジュースやお菓子を置いて行ったんだよ。 」
 
 
一度の合う事もなく 一度の会話もしなかったご主人でしたが
 
 
その言葉を聞いたときに 僕たちはグッとくるものがありました。
 
 
”” 目に見える事がすべてじゃない ””
 
 
”” 知っている事よりも 知らない事の方が圧倒的に多い ””
 
 
そんな声を 若い衆から聞きました。
 
 
何ともありがたい経験であり 勉強をさせてもらっています。
 
 
その最たる出来事を最後の書き残しておきます。
 
 
今熊本には 津留 角さん ブー 勇太郎 そして 先週から追加要因として 
 
 
農業生産法人 耕せ・にっぽんの卒業生 
 
 
炊事こと千葉拓也が入りました。
 
 
こいつは 超お馬鹿で うちにきてもう人間弱も経つのにいまだに
 
 
” 死にたい 俺は駄目な人間だ 逃げたい ” などクソ格好悪い事を連呼している いわゆる 本物のお馬鹿です。
 
 
当然僕の前では言いません。 何故なら 僕に言ったら即答するからです。 
 
 
「 死にたいなら 死ぬまで見とったるで 俺の目の前で死ね 」ってね。
 
 
言いたいことはくさるほどあります。
 
 
” お前 親をなんだとおもっとんだ。お前がそう思う事が 親にとってどれだけ辛い事かわからんのか!
 
 
お前はそうやって 今まで生きてきたんだろ! 自分で自分を責めて楽になる前に 自分の可能性を信じぬいてみろ!
 
 
お前は一体何の為にうちに来とんだ! 男なら一生に一度くらい死ぬ気で生きてみろ! ”
 
 
なんて 散々言ってきました。 それでも中々目に見える成長をしてこなかった拓也から 僕宛に手紙が届きました。
 
 
その手紙が とても読みにくいので 全文ここに書き写します。
 
 
””” 9/27(火) 河野様邸
 
 
今日は 現場の着工日でした。
 
 
朝僕たちが現場に到着して その10分後位にお施主様が来ました。
 
 
その時は明るく 「 地震で地割れとかあるから足元気を付けてね 」 と 僕たちの心配をしてくれてました。
 
 
その後 お施主様は現場を少しの間離れました。 
 
 
それから昼を過ぎて 僕は屋根の上で作業をしており3時前にお施主様から差し入れを頂いたので休憩をしに下に降りようとしたとき
 

パッと道路の方を見たら 
 
 
お施主様がハンカチで涙を拭いているのを見て 自分の住んでいた家が無くなり 悲しいと思う気持ちが伝わってきて心が苦しかったです。
 
 
でも お施主様は僕たちに心配させない様にと思ったのか
 
 
また明るく笑顔で僕たちに話しかけてくれました。 
 
 
自分も苦しいはずなのに 
 
 
「 宜しくお願いします 」 と言い現場をあとにしました。
 
 
熊本の人の温かさと心の強さを僕は実感しました。 ”””
 
 
順序は逆になりますが 
 
 
熊本に拓也が入り 益城町を見学に行った後にこんなメールが来ました。
 
 
”” 今見てきました。 見ててとても苦しかったです。
 
 
今まで全然人の気持ちを考えてなかったかが 良くわかります
 
 
僕の思ってる苦しさより もっと苦しいはずなのに
 
 
みんな笑顔でビックリしました。
 
 
そういう人達を勇気づけたいと言う気持ちが出てきました。
 
 
熊本に来させていただきありがとうございます。 ””
 

 


再三再四 くどい位この熊本日記で表現してきましたが
 
 
うちの若い衆に どれだけの経験をさせてもらい どれだけの学びを頂いているかが よく分かる拓也の言葉だと思います。
 
 
僕は 会社を起業してから どこの誰にいつ聞かれても
 
 
” 人を大切にする会社を作りたい ” と言ってきました。 
 
 
それはある意味 一番難しい事への挑戦でもありました。
 
 
人が人を変えようとする事。 それほど難しい事はない
 
 
でも この熊本に入ってからというもの 人が人を変える事がいかに簡単なのか? という事を感じるとともに そのヒントもたくさんいただいてます。
 
 
まさに 僕が若い衆に言い続けてきたこと
 
 
”” お金で買えない物を大切にする ””
 
 
なんの因果なのか 良い意味で僕に返ってきているんだと感じています。
 
 
現場の最終日
 
 
またも お施主さんや近所の人から こう言ってもらえました。
 
 
「 会えなくなるのがさみしい 」 
 
 
職人として 最も嬉しい瞬間です。
 
 
その言葉を聞いた瞬間 隣のおじさんがこう言いました。
 
 
「 この会社 ブログとかやってるから どこにいるかわかるよ 」
 
 
耳を疑う言葉でした。 
 
 
これもきっと みなさんが シェアやいいね!をしてくれたおかげなんだと心から感謝しています。
 
 
本当にありがとうございます。
 


そして 同じ熊本の阿蘇で震災被害にあったにも関わらず
 
 
うちの寮まで 手作り料理を持ってきてくれた ゆうこちゃんとお母さん。
 
 ¥
本当にありがとう。
 
 
「 めちゃくちゃ美味かったっすよ! 」 って俺に電話入ったよ。
 
 
なんなら 取りに行かせるから 毎日作ってくれてもいいよ。
 
 
そして
 
 
「 この現場で何が一番印象に残ってる?」 と拓也に聞くと
 
 
三か月間もテント 車生活を送った娘さんから頂いたジュース。
 
 
そして その時の笑顔だそうです。
 
最後に
 
 
バカ拓也へ
 
 
お前は今 人の痛みを知り 自分の心の痛みを感じてる。
 
 
それはな お前が人を思いやれる優しい人間だという証拠。
 
 
お前をいじめてきた奴もいたな
 
 
でもな きっとそいつらも 今のお前の頑張りを見たら
 
 
自分の心を痛めると思うぞ。
 
 
人はな 誰でも失敗するし 強くない。
 
 
その自分を受け入れて初めて 自分らしい人生を生きる事が出来る
 
 
お前が今 熊本で出会っている人達は 震災の後 選択肢が無いだろ?
 
 
その姿を見て お前は 自分が苦しいと思う事を選択していたことがわかってきたな?
 
 
それで良いんだぞ。 
 
 
お前は間違ってない。
 
 
お前にはわからないかもしれんけど お前は今 人生で最も大切な事を学んでる。
 
 
だからこそ 死ぬ気でやれ。
 
 
そしたら きっと見つかるわ。
 
 
お前が探し求めてきた ” 本当の自分 ” がな。
 
 
俺が言うんだから間違いない。
 
 
自分の可能性を信じて頑張れ。
 
 
ここまでの長文ありがとうございました。
 
 
株式会社 氷室建設 氷室優

 

 

 

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ここまで書いたように いろんな面で問題を抱えている方には最高の環境となると思います。 もちろん 僕も一緒に仕事します。
 
 
という事で 縁がある事を楽しみにしています。

 

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