””　最高の仲間達　そして　熊本の人達の為に　シェア希望です　””　
　
　
”　熊本日記　No1　高田様邸　ファイナル　”
　
　
　こんにちは　先日　この高田様邸の解体工事に関わる出来事をアップし　たくさんのシェアをしていただいて　心から感謝してます。　
　
　
うちの若い衆たちも　心の底から喜んでいます。
　
　
今日は　タイトル通り　この記念すべき一件目のファイナル。　つまり　その後を記録しておきます。
　
　
９/19　敬老の日
　
　
彼らは　思い出のハーモニカと一輪の花　そして　彼らなりの感謝の想いをもって　おばあちゃんに喜んでもらうために　小さなサプライズをさせてもらいました。
　
　
おばあちゃんは　泣いて喜んでくれて　彼らは言うまでもなく　人が人として生きる意味や価値を感じ始めたことだろうと思います。
　
　
そして　そのサプライズから二日後の9/23　14：00
　
　
ついに　この現場の完了となりました。
　
　
完了確認の予定時間は17：00　彼らは現場に重機を置いて　次の現場に向かっていました。
　
　
そして　17：00に元請けさん　施主さん（ばあちゃんや娘さんたち）立会いのもと　記念すべき一件目の完了となりました。
　
　
その時は　完了確認だけなので　責任者の津留のみその場にしました。
　
　
完了確認が終わり　元請けさんが帰り　津留も次の現場に向かおうとしたその時
　
　
おばあちゃん娘さんから　こう聞かれました。
　
　
「　もうみんなは来ないの？　」
　
　
機転の利く津留は　即座に近くで次の現場をやっているみんなを呼びました。
　
　
津留にその時の心境を聞くとこう答えました。
　
　
「　おばあちゃんが　最後に直接何か言ってくれるのか？と思いました。　」
　
　
そして　若い衆が到着すると　娘さんが自分の車に走っていきました。
　
　
彼らは　？　なんだろう？　そんな風に思っていたそうです。
　
　
すると　おばあちゃんが　津留の前に立ち　
　
　
紙袋と　お手紙をくれました。
　
　
紙袋の中には　くまモンのバスタオル　そして　くまモンの軍手が入っていました。
　
　
津留を含めた　うちの連中は　本当にびっくりしたそうです。
　
　
まさか　自分たちが　迷惑ばかりかけるこの仕事で　こんな形で感謝されるなんて！　
　
　
僕には　彼らの気持ちがよくわかります。
　
　
僕も　この仕事について　もう21年目になったけど　こんな事をされたことは一度もない。　
　
　
共に歩んできた津留が　どれだけ感動したか？　どれだけうれしかったか？　それを思うと　僕は泣けてきました。
　
　
「　良かったなぁ　本当にありがたいなぁ　」
　
　
僕がそういうと　津留は　こう言いました。
　
　
「　いや　社長　それだけじゃないんですよ　」
　
　
僕はそのあとの話を聞いて　心の底から熱くなる想いでした。
　
　
おばあちゃんは　彼ら　一人一人にプレゼントと手紙を用意してくれていました。
　
　
一人ずつ　おばあちゃんは声をかけながら　手渡ししてくれました。
　
　
「　ありがとうね　本当に　ありがとうね　」
　
　
責任者の津留には
　
　
・　気苦労も多いでしょうがご自身もお体にはお気を付けくださいね。
　
・　皆さんの人を思いやる心に感動した日々でした。
お会いできて感謝しています。
　

孫みたい　と言ってくれた　勇太郎には
　
　
・　いつも元気に笑顔で走り回る姿にハラハラしながらも　心が和みました。
　
・　熊本　龍田の”ばあちゃん”といっしょにみんなで応援しています。
　
　

アル中で何ともならなかったブーには
　
　
・　いつも力強く黙々と働く姿に私たちみんな　励まされました。
これから先　寒くなることと思いますが　病気ケガの無いように気を付けて下さい。
　

前科者　もとシャブ中の角さんには
　
　
・　腰の容体が悪化しないように気を付けて下さい。
息子がっ子の近くで理学療法士をしていますので　何かあったら言ってくださいね。
　

そして　全員の手紙に共通して書いてあったことが
　
　
バーベキューで会いましょう！　という文字でした。
　
　
ばあちゃんは　こう言ってくれました。
　
　
「　あなた達が熊本にいる間は　ここをずっと使って
　
　
そして　毎週日曜日にバーベキューしよう　ずっと来てね　」
　
　
ブーが酒を飲んでおかしくなることも
　
　
角さんが　孤独感から覚せい剤に手を出すことも
　
　
勇太朗が　すれてやんちゃすることも　
　
　
もうないでしょう。
　
　
自分たちがしたことで　これだけ喜んでもらい　これだけ感謝してもらったことは　きっと彼らの人生で初めての事
　
　
その経験で感じたことは　
　
　
”　自分たちでも人の役に立つことができるんだ　”
　
　
人は　自分の価値を感じれなくなると同時に孤独感を感じ間違った道に進みます。
　
　
彼らが　このたった一件の解体物件で学んだことは　なんと大きいことか？　
　
　
僕も彼らも幸せ者です。　本当に熊本　そして　熊本の人達に感謝です。
　
　
今ここで　記事を終えようとしていたら　津留から電話が鳴りました。
　
　
おばあちゃん土地に置かしてもらっている重機の引き上げに向かったら　おばあちゃんが家から出てきてくれたそうです。
　
　
そして　一緒にいたブーにこう言ったそうです。
　
　
「　もう行っちゃうの？　さみしくなるね　ありがとうね　」
　
　
ブーが
　
　
「　また会いましょう　絶対　」　というと
　
　
おばあちゃんは　ブーに抱きついて泣いていたそうです。
　
　
ブーに電話を替わってもらい　どう思ったか？を聞くと
　
　
「　どうしていいかわからなかった　」　と言っていました。
　
　
当然です。
　
　
小さなころから　虐待を受け　まともな愛情をもらえなかったから。
　
　
そんなブーに聞きました。
「　お前　その時　何を伝えたかった？　」
　
　
ブーは
「　うれしかった　と気持ちを伝えたかったです　」
　
　
僕は　
「　そっか　良かったな　」　とだけ言いました。
　
　
津留にかわると
　
　
僕がびっくりすることが耳に入ってきました。
　
　
おばあちゃん　さみしくなる　という一言を聞いて始めようと思ったこのフェイスブックやブログ　そして　それらをまとめたユーチューブ　
　
　
なんと　娘さんの協力もあり　おばあちゃんが見てくれたそうです。
　
　
おばあちゃんは　そのことを
　
　
「　今まで出会った中で　幸せを与えてもらうって事を　本当に実感した五日間でした。
　
　
こんなすごいの（youtube）つくってくれてありがとう　」
　
　
そう言ってくれたそうです。
　
　
　
　

　
昨日の夜から熊本に入り　みんなで飯を食いました。
　
　
僕はその時　彼らが今どんな気持ちかを聞きました。
　
　
みんなが　まったく同じ意見だったこと　それは
　
　
「　　名古屋に帰りたくない　ずっとここにいたい　」　でした
　
　
僕は　この約20年間の親方人生で　そんな風に言ってもらえたのは初めての事でした。
　
　
珍しく　素直な気持ちを言葉にしました。
　
　
「　ありがとうな　そんな風に言ってもらえて　嬉しいわ　」
　
　
たった一件目がおわっただけだけど　
　
　
僕を含めた彼らの人生には　なくてはならない思い出となりました。
　
　
本当にありがとうございます。
　
　
・　龍田のばあちゃんへ
　
　
言葉足らずの　うちの若い衆のかわりに　ここで伝えたいことがあります。
　
　
見てくれてると信じて　書き残しておきます。
　
　
ばあちゃんは　幸せを与えてもらうって事を　と言ってくれましたね。
　
　
でもね　与えてもらったのは　僕たちです。
　
　
そして　ばあちゃんが贈ってくれたとても大きな愛情は
　
　
僕たちの心の奥底に残りました。
　
　
ばあちゃんのおかげで　あいつらは　家族や身内に
　
　
「　こんな事があったんだ　あんな事があったんだ！　」と話してます。
　
　
そして　その想いを受け取った人たちから　僕に感謝のメッセージが届いています。
　
　
これらすべては　ばあちゃんの一言から始まりました。
　
　
ばあちゃん
　
　
あいつらの　体の事　食事の事　気にかけてくれてありがとう
　
　
僕たちが地震に慣れていないからって　住んでいる場所のことまで心配してくれて　ありがとう
　
　
人生の大先輩だから　感じてくれたんだと思うけど
　
　
心の中に　いつも孤独感を持っている　ブーを抱きしめてくれてありがとう。
　
　
僕たちは　ばあちゃんのおかげで　人生というものの価値を感じています。
　
　
そんな素晴らしい経験をさせてもらって　心から感謝しています。
　
　
バーベキューには　ぜひ僕も参加させてください。
　
　
株式会社　氷室建設　代表取締役　氷室　優
　
　
　
追伸です。
　
　
長くなりました。　でも　長くなっていいことだと思ってます。
　
　
それでも　ここまで読んでくれてありがとうございます。
　
　
記録として残っている動画は　youtubeに載せることにしました。
　
　
ばあちゃんの　逆サプライズもあります
　
　
是非　見てあげて下さい。

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